銀行口座を売りたい人へ。口座売買の真実をお伝えします。
katsuです。
このブログは詐欺情報をまとめるブログ。
なのですが、
今日は銀行口座の売買についてお話をしてみます。
今この記事を見ている方の中には、
・口座売買の体験談を知りたい。
・口座売買をしたらバレるのか?
・口座売買は法律違反なのか?
・口座売買をしても捕まらないのか?
・口座はどれくらいの価格で売れるのか?
・売った口座は何に使われるのか?
こんな内容を知りたい方が多いのではないかと思います。
ですが、少しお待ち下さい。
法律がどうとか、そういう難しいお話は僕にはできません。ですが、このブログには売買された口座に苦しめられている大勢の方からのコメントが寄せられています。かく言う僕も被害者のひとりです。
口座はざっくり2万~3万円程度で売れるらしいですが、その口座が何十倍もの被害額を生み出す詐欺口座に早変わりする可能性があるのです。捕まる可能性だとか、法的にどうだとか、そんなことは小さな問題です。この口座が詐欺グループの「仕事」に使われ、消費者から莫大なお金を巻き上げる手段に使われることが大きな問題なのです。
そもそも自分名義の口座が好きに使われるのは気持ち悪くないですか?
ここからは、これまで当ブログに頂いた情報を元に、口座売買がどのように悪用されるのかをお話してみます。
実際に売買された銀行口座を紹介
さて、僕のこのブログにはネット通販詐欺の情報がたくさん寄せられています。この詐欺サイトの代金振込先として、売買された口座が使われるわけです。例えば近々ではこんな口座です。
[支店名] オパール支店(店番010)
[口座番号] 普通 6770528
[振込先] カマタ ヒロミツ
[支店名] 調布南支店(店番720)
[口座番号] 普通 0008114
[振込先] カ)ナンバーワン ダイヒヨウトリ
[支店名] 甲南支店(店番306)
[口座番号] 普通 4665456
[振込先] トラン トウイ ズン
支店名:【 品川駅前支店 】
支店番号:【 588 】
口座種類:【普通】
口座番号:【 1860979 】
名義人:【 スズキ チイ 様】
支店名:【 仙川支店 】
支店番号:【 149 】
口座種類:【普通】
口座番号:【 0677438 】
名義人:【 カ)ナンバーワン 】
例として5つの口座を挙げました。
書き方のフォーマットが違うのは、詐欺サイトから送られてきた情報そのままを貼り付けているからです。最近では日本人の個人口座はもちろん、ちょっとした会社名のような口座まで詐欺に使われているようですね。そして最近多いのが3番目の「トラントウイズン」のようなベトナム国籍の口座。これらはベトナムから来た留学生が、帰国する前に売り払った口座だと思われます。
確かに不要な口座は放置したり解約したりするよりも、売ったほうが自分のためには良いのかもしれません。しかし、その口座は必ず悪用されるのだということを知っておく必要があります。
こうやって晒されることにもなりますしね。
口座を売るとその後どう使われる?
それでは売った口座はどうなるのでしょうか。
先に述べたように、当ブログにはたくさんのネット通販詐欺口座の情報が寄せられます。これらはほとんどが違法に売買された口座だと考えられます。口座が悪用される例は他にもたくさんあると思いますが、今回はネット通販詐欺に特化して紹介してみましょう。
まず詐欺が発生する手順です。
ネット通販詐欺サイトで商品が購入される
まず消費者がネット通販詐欺サイトで買い物をします。異常に安かったりレアなものが売られたりしています。
詐欺グループが購入者宛に振込先メールを送る
商品が購入されると、ネット通販詐欺グループは購入者に振込先口座を書いたメールを送ります。サイトにはクレジットカード払いや着払いも利用できると書かれていますが、メールには「振り込みのみ」と記載されています。
購入者が代金を振り込む
本当はクレジットカードや着払いで購入したい消費者。しかしあまりに安いので、多少の手間は目をつぶってお金を振り込んでしまいます。
ネット通販詐欺完遂
購入者が代金を振り込むと、その後詐欺グループは連絡を絶ちます。購入者は相手を探す術もなく、泣き寝入りです。銀行に連絡しても既に口座からはお金が抜き取られており、警察に連絡したところで被害届を出して終了。お金は戻ってこないパターンがほとんどです。僕も同じ目に遭いました。
口座売買は危険なのか
さて、結論として口座売買は危険なのでしょうか。これから口座を売ろうとしている方。僕はあえて、
口座売買は非常に危険です!
とお伝えしておきます。
自分名義の口座が先ほどのネット通販詐欺に使われたとします。被害に遭った購入者はどうするでしょうか。警察に届け、犯人を見つけようとする人も少なくないはずです。
しかし、詐欺サイトから犯人を追おうとしても、詐欺グループは外人の場合が多いようです。それにサーバーが海外に設置されていたりして、警察もおいそれと犯人を割り出して検挙することができません。
そうなると、次なる責任追及先は口座の持ち主だと思いませんか?
被害者が銀行に組戻し処理(振り込みを中止しお金の返金を求めること)をしたり、警察がその口座を調べたり・・・。
口座を不正に売ってしまったことはすぐにバレてしまうはずです。つまり、
口座を売ることはメチャクチャ高リスクですよね。
さいごに
さて、今回はいつもの詐欺情報とは少し毛色の異なる記事を書きました。
当ブログでは、皆さんから頂くネット通販詐欺情報を取りまとめて紹介することがほとんどでした。こうして記事をとりまとめている中でいつも思うのは、
ネット通販詐欺が無くならない原因のひとつは口座を売る人がいるから
ということです。
自分のためだけに、自分勝手に・・・口座を売ってしまったがために、犯罪に手を貸し、詐欺を冗長し、被害者を作り上げてしまうのです。
詐欺情報をまとめるブログを運営していく中で、どうしてもお伝えしたくてこの記事を書きました。
僕からのお願いです。
銀行口座の売買は犯罪です。やめてください!
詐欺サイトの情報を頂く日が無くなることを夢見て。