【偽サイト】金融機関を装うボイスフィッシング手口!2億1000万円の不正送金被害から学ぶ詐欺対策
近年、巧妙化するサイバー犯罪の中でも、企業の資産を狙った大規模な被害が後を絶ちません。今回は、山形県内の企業が実在する金融機関をかたる不審な電話とメールによって、なんと2億1000万円もの巨額な不正送金被害に遭うという深刻な事案が発生しました。
詐欺の概要と注意喚起
今回の事件は、電話とメールを巧みに組み合わせたボイスフィッシングと呼ばれる手口によって引き起こされました。犯人は企業の警戒心を巧みにすり抜け、業務用のパソコンに不正なプログラムを仕込んだ上で、精巧に作られた銀行の偽サイトへ従業員を誘導するという非常に悪質な手法を用いています。
今回の詐欺情報のポイント
情報源に応じた要点
山形県警の発表によると、事件の発端は5月中旬に県内の企業へかかってきた1本の電話でした。実在する県外の金融機関の職員を名乗る男から「ネットバンキングの更新が必要」と告げられ、担当した従業員が信じ込んでしまったことから悲劇が始まります。
詐欺の手口と特徴
詐欺サイトの共通点 / 手口の特徴
犯人は電話で聞き出した会社のメールアドレス宛に「更新のお知らせ」という偽のメールを送りつけました。従業員がそのメールに記載された怪しいURLをクリックしたことで、業務内容を遠隔で監視・操作できる危険なソフトが端末にインストールされてしまったのです。
被害の流れと典型パターン
騙されるポイント
遠隔操作ソフトによって端末を裏で操られた結果、被害企業の従業員は気づかないうちに本物そっくりに作られた銀行の偽サイトへ誘導されました。そこでインターネットバンキングのIDやパスワードといった極めて重要な認証情報を自ら入力してしまったため、最終的に2億1000万円の不正送金被害という取り返しのつかない事態に発展してしまいました。
安全に対処する方法
絶対にやってはいけない行動
今回の事件のように、自動音声ガイダンスや唐突な連絡でネットバンキングの更新を迫る電話は、原則として詐欺を疑うべきです。見知らぬメールのURLを安易にクリックしたり、指示されるがままにIDやパスワードを偽サイトに入力する行為は絶対に避けてください。
もし少しでも「おかしい」と感じた場合は、すぐに作業を中断し、会社の管理部門や警察、消費生活センターへ速やかに相談してください。また、万が一不正アクセスの形跡に気づいた場合は、直ちにインターネットバンキングの利用を停止し、金融機関へ連絡して被害の拡大を防ぐことが極めて重要です。
まとめ
今回のようなボイスフィッシングや偽サイトによる被害は、企業のセキュリティ意識の隙を突いて一瞬にして会社の財産を奪い去ります。普段から「金融機関が電話で直接パスワードを聞き出すことはない」という基本原則を社内で共有し、怪しい連絡には絶対に応じない強固な体制づくりを徹底しましょう。
※本記事は以下のサイトを参考に作成しています:https://news.yahoo.co.jp/articles/89c1152b8ecc05d6fe03a942f0dde4093dae2a08